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FSNYファミリー大集合

FSNYFamily

我々の短編映画「First Samurai in New York」のニューヨークプレミアは、無事に終わりました。

私も公演後にブロードウェイを全力で走ってギリギリ間に合いました。おかげで一緒の回に上演された他の映画たちも鑑賞することができ感無量。どの作品もすこぶる面白かったです。

IMG_7136 (1)左から、この映画のプロデューサー、殺陣師、そして俳優としてこの作品のエンジンとなってみんなを支え盛り上げてくださった、私の殺陣の師匠でもある藝道殺陣波濤流NY代表の香純恭さんと、プロデューサーで監督のジャスティン。

IMG_7748Q&Aに答えるジャスティン。お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

子供役として出演してくれた3人の俳優たち(一番上の写真左から:Seizan Arai, Shizuki Herzog, Asahi Arai)は、この日が記念すべきスクリーンデビューとなりました!自分の姿が大きなスクリーンにどーんと出るのはなんとも言えないくすぐったい感じがするけど、嬉しいよね。

Asahis_screendebut.jpg(Asahiと私はサムライシスターズです。姉妹に見える?)

我々の映画は、6月6日に New York Japan CineFestでも上演される予定です。

映画「First Samurai in New York」ニューヨークプレミア

我々の短編映画「First Samurai in New York」のニューヨークプレミアのお知らせです。

FSNYNYPremiere

NY Shorts International Film Festivalにて、今週土曜日(6月2日)9:10開始のプログラム内で上映されます。私も遅ればせながら、公演が終わり次第急いで駆けつけます!


First Samurai in New York

“In the late 1800s, a Japanese-born woman, trained as a samurai, emigrates to New York looking for a better life… she finds racism, violence and corruption instead.”

June 2nd @ 9:10 PM (program 6)
Ticket

Anthology Film Archives
32 2nd Ave, New York, NY 10003


先日の受賞に加えて、イタリアの映画祭「Movievalley Bazzacinema」では監督のジャスティンが監督賞を受賞し、さらにこれまでに続々と映画祭での上映決定のお知らせが届いております。

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まだ走り始めたばかりの映画ですが、雪の中を駆け回って映画を作った仲間たちと、それを応援してくださった家族友人関係者の皆さまと、このような結果を共有できて感無量です。映画祭にお越しくださった皆様に楽しんでいただけるように祈るばかりです。

アワード受賞!

先日の投稿でご紹介した我々の映画「First Samurai in New York」が、Artemis Motion Picture の ”Women in Action” 映画祭「武器の戦い」部門で最優秀作品賞を受賞しました。やたー!

1stAward

ディレクター、ファイトディレクター(殺陣師)、美術、カメラ、衣装、メイク、プロダクション、脚本、そして俳優と、皆のコラボの功績がいっぺんに称えられたかような賞を受賞できました。感謝しても感謝しきれません。

First Samurai in New York

DSC04578InstagramFacebookでは報告させていただきましたが、遅ればせながらブログでもご案内させてください!

私が2016〜17年に主演とプロデューサーとして関わった短編映画「First Samurai in New York」が映画祭 Artemis Motion Picture の、”Women in Action” Film Festival で今月末にLAプレミア上演されます。エキサイティ〜〜〜〜ング!!!!!

DATES: Saturday, April 28 @ 12:20pm & Sunday, April 29 @ 2:20pm.
LOCATION: Laemmle Monica Film Center
TICKETS: https://www.laemmle.com/films/43729

19世紀のアメリカに移住してきた日本人最初の家族(侍一家)を中心とした物語。私は家族の長女を演じており、殺陣波濤流NY(Tate Hatoryu NY)の香純恭先生のご指導のもと、劇中で殺陣を披露しています。

アルテミスは、強い女性がテーマのアクション映画祭です。今回は非常に残念ながら私は映画祭に参加できないのですが、他の上映映画もとても面白そうです。。。LAの皆様、LAにお立ち寄りの皆様は、よろしければ是非。

師走の大雪の中、夜中までみんなで走り回って作ったこちらの映画、現在4つの映画祭での上映の話が進んでいます。上映されるというニュースをいただくまで心配でお腹が痛かったのですが、良い知らせで救われました。今後もキャスト&クルーと関係者の皆様のご尽力を結果にできるように頑張りたいと思います。

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アカデミー賞に向けて盛り上がるアワードシーズン。権威ある賞の存在意義と、サグ・アワード

OscarBestParentsハリウッドのお土産屋さんで人気のオスカー像

米アカデミー賞(通称:オスカー)のノミネーションが公式に発表されましたね。

毎年、年末から翌年の3月までは「アワードシーズン」と呼ばれ、数々の権威ある賞のノミネーションや受賞が、時期を見計らった絶妙なタイミングで次から次へと発表され、アメリカの映画界、テレビ界は活気にあふれます。そのトリを飾るのが、皆様もご存知のアカデミー賞。

この一連の流れのおかげで、前回少し触れたゴールデングローブ賞や、全米製作者組合(PGA)賞などは、それ自体に権威があるだけではなく、アカデミー賞の前哨戦と呼ばれて注目されています。

 

アワードシーズン、権威ある賞の存在意義

数々の権威ある賞が存在することは、映画界を盛り上げ、映画作品の質を向上する大切な役割があると感じます。

アメリカは資本主義。こうした賞がないと、映画は観客数や興行成績などの数字で評価されてしまいます。つまり、「売れた映画」のみが注目され、「売れる映画」のみが制作されるようになるでしょう。

エンターテイメントも「ビジネス」ですから、売れるためのプロモーション要素は大切です。しかし、映画などの映像作品は一種の芸術であることを考えると、ストーリー、脚本、監督、演技、編集、美術、音楽など、作品としてのクオリティよりも「売れるかどうか」がまず優先されてしまう環境では、良い作品は生まれてきませんね。

多大な予算をかけて、超人気監督に依頼し、超人気俳優を起用し、巷で大ヒットした原作を映画化すれば、多くの観客が映画館に足を運ぶことでしょう。しかしながら、「低予算の映画」「超人気監督も超人気俳優もいない映画」「人気の原作がない、またはオリジナル脚本の映画」など、プロモーション要素が比較的弱い映画でも、素晴らしい作品であれば、世界中に数々の賞が存在するおかげで、多くの人の目に触れるきっかけを得ることができます。

もちろん、「良い映画」の定義は、条件、状況、観る人それぞれよって異なりますので、賞をとる映画=良い映画だと一概には言えません。そもそも製作者たちが魂を削って生み出した芸術作品に優劣をつけるのはナンセンスです。

しかしながら、数々の権威ある賞が存在し、観客数や興行成績とは別の基準で映画を批評できるシステムが整っていることが、映画作品全体のクオリティ向上に貢献するという点はやはり見逃せません。

作品が世に出るきっかけとなるだけではありません。権威ある賞の存在が、受賞者の今後のキャリアアップに多大なインパクトを与え、さらに、受賞によって得られる名声や誇り、他人からの尊敬が、より良い作品を生み出そうというモチベーションや努力に繋がります。

努力して生み出した作品が評価され、その評価が本人や周りに影響を与えてさらに良い作品が生まれ、というポジティブな連鎖が、明日の映画界を支えていきます。

 

俳優の、俳優による、俳優のための賞、サグ・アワード(SAG Awards)

SAGAwardsWinners2017( 写真はFacebookより)

我らが映画俳優組合(Screen Actor’s Guild、通称「サグ(SAG)」)もサグ・アワード(SAG Awards)という賞を設けており、オスカーを頂点にした賞レースにおける前哨戦のひとつとして注目されています。こちらの授賞式が先週の日曜、21日に行われました。

サグ・アワードは、サグに所属するすべての組合員が投票権を持ち、候補作品としてノミネートされた作品群の中から、各カテゴリーで賞にふさわしいと思う作品にそれぞれ投票することで選出されます。

俳優の、俳優による、俳優のための賞、それがサグ・アワードです。

実はわたくし、今年はサグ・アワードの候補作品をノミネートする委員会(ノミネーション・コミッティー)のメンバーに選んでいただきました。そのおかげで昨年末、2017年リリースの映画を一気に鑑賞させていただいたので、せっかくなので少しだけ私見を。全体的に今年は、

  • 「強い」女性が主人公の作品:「Three Billboards Outside Ebbing, Missouri(邦題「スリー・ビルボード」)」「Battle of The Sexes」、「The Post」「Wonder Women(邦題「ワンダーウーマン」)」など
  • 主要キャラクターの人種に多様性のある作品:「The Big Sick(邦題「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」)」、「Victoria & Abdul」など
  • 実話を元にした作品:「Disaster Artist」、「Darkest Hour(邦題「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」)」、「I, Tonya(邦題「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」)」など。「Battle of The Sexes」「The Big Sick」「The Post」も実話ベース

の躍進が目立ったように思いました。政治や社会情勢が反映されているからでしょうね。

優劣のつけようのない素晴らしい作品ばかりでしたが、総合的に映画としての完成度が高く、独断と偏見でおすすめするのは、

  • 「Three Billboards Outside Ebbing Missouri」:前回投稿参照。出演したから言ってるのではなく、とにかく面白い!(邦題前述)
  • 「Mudbound」:人種差別の根強く残る第二次世界大戦中&戦争直後のミシシッピを舞台にした2つの家族の物語。(邦題「マッドバウンド 哀しき友情」)
  • 「I, Tonya」:フィギア界の歴史に残る、トーニャ・ハーディーに関連するスキャンダルを基にした物語。(邦題前述)

などです。また、映画を観ている際、特殊メイクの辻一弘さん(「Darkest Hour」)や、編集のMako Kamitsunaさん(「Mudbound」)など、素晴らしい仕事ぶりのクレジットに日本人のお名前を見つけた時は、誇らしかったし、励まされるような気持ちになりました。

俳優たちの間でアワードシーズンが毎年大きく盛り上がるのは、同業者として演技や映画製作に対する敬意と理解があることに加えて、組合員の俳優みんながシーズンの中でも特に重要な賞のひとつに関与できることで生まれる一体感のおかげかもしれません。

第90回アカデミー賞の発表は、2018年3月4日です!