カテゴリー別アーカイブ: 3. ひきこもりごはん

日本滞在とオムライス

今、日本にいます。女子高生とか、店員さんとか、スーツのおじさんとか、スイカの改札機とか、満員エレベーターの奇妙な沈黙の間とか、もう日本のすべてが愛しいです。

今回の滞在は自由になる時間がほとんどない。年末にゆっくり帰ったときに、お友達に会ったり、舞台や映画を観にいったり、本を読んだり、買い物したり、地元を散歩したりできたらいいなぁと思っています。

1277683_10201257096966958_701487098_oそうそう、アメリカ出国前に2週間ほど毎日作って食べ続けたオムライス、そのかいあって、やっと材料のバランスや手際のカンをつかみ、へなちょこフライパンでもアーモンド型にできるコツをマスターしました。晴れて定番レシピ入りです。

まず、卵3つをよーく解いてチーズと牛乳を適量加え、油をひいたアツアツのフライパンに流し込んで半分くらい固まったところに、お好きな味付けのチャーハンを乗せます。ここまでは一緒。

次に、底に面した卵さんの様子をうかがいつつ、頃合いのいいところで、皿でフライパンをフタするような形で密着させ、とりゃっとひっくり返し、ぼっとんと皿に落とす。で、卵の裾をいそいそとごはんの下にしまう。カンペキ。逆転の発想。フライパンの持ち手をトントン、とかプロっぽいことしません。

飛行機の隣の席の巨大なアメリカ人に、幾度となく睡眠を妨げられながら、13時間のフライトを経てへとへとで実家に帰ると、母がサンマを焼き、父が大根をおろしてくれていました。NYで自分で作る日本食もいいけど、やっぱり両親のごはんにはかなわんな。

朝の恋人

サンフランシスコの宿で出会い、滞在中は毎朝素敵な時間を共にしたあの方が、ニューヨークに帰ってきた後も忘れられない。

で、こちらがお金で手に入れた代わりの方。(amazonで「citrus juicer」で検索。)DSCN0535

汗びっしょりになって起きた朝一番に、チャイナタウンで買ってきたオレンジをむぎゅぅぅっウィーン!!!と搾るのが楽しい。これで1日の元気がチャージされるから、果物ってすごい。

最近のニューヨークは、「じぶん両生類だったっけ…(シャワー浴びても浴びても肌がぬるぬるするため)」ともうろうとした頭で考えちゃうくらいの殺人的な暑さが続く。

暑いと言えば、日本からのゲストが先日持って来てくれたアイスノンが、とっても進化していた。分厚くて重くて、凍っているのにやわらかい。

ジュースとアイスノンで、今年もなんとかエアコンなしで乗りきってやるー。

焼き芋サラダ

アメリカの好きなところは、コンロの下に大きなオーブンが設置されていること。

冬の寒い日に、このオーブンで焼き芋を焼くシアワセったらない。部屋中、いやビル中が香ばしいおイモの香りに包まれる。

アパートに暖房がなかった年末年始に焼きまくって以来、今でもはまっている。ニューヨークでさつまいもを買うならチャイナタウンに直行しよう。

そういえば、最近観た李安(Ang Lee)の映画「Lust Caution」でも、女の子たちがほかほかと湯気を立てる焼き芋をほおばっていた。うんうん、その気持ち、すっごく、わかる。黄色でもなく紫でもなくオレンジの芋を選ぶとは、キミたちもかなりの通と見た。

ちょっと手間をかけてサラダにしたりもするので、レシピを載せてみる。焼いてないスイートポテトみたいな味です。

DSCN9996差し入れ用なので、タッパーぎゅう詰めの刑。

材料(まぜまぜするだけで完成です)

  • 焼き芋
  • クルミ
  • オリーブオイル
  • レモン(なくても可)
  • スパイス(カルダモン、シナモン等。なくても可)

ポイント

  1. 焼き芋は、手首より少し太いくらいのさつまいもをよく洗ってアルミホイルにのせ、約350~400で約1時間焼きます。箸がぶすっといくまで。
  2. クルミは、焼き芋を焼く熱を使って一緒にローストすると、ぐんと美味しくなります。焦げ付かないようにかき回しながら15分くらい。食べる直前に混ぜると食感がなくなりません。
  3. 塩とオリーブオイルにこだわると味が変わります。
  4. レーズンやリンゴを入れたりして食感をMixするのもおすすめです。

ん?これ、卵を混ぜて平たくしてもっかい焼いたらほんとうにスイートポテトになるな。

温度に注目!美味しい緑茶の入れ方

緑茶は100度よりちょっと低い温度でいれると美味しいらしい。

でもわざわざ沸点よりちょっと低く沸かすなんてことは面倒くさいので、ちょっとしたコツを紹介する。

tea1

まず母から伝授された方法。

お湯を沸かしたら、いったん湯のみのほうに注ぎ、そこでちょっと冷めたお湯を茶葉を入れた急須にあらためて注ぐ、というもの。温度が湯のみに移るのでいい感じに冷めるし、湯のみがすでに温かいので、できたお茶が注いだときに冷めてしまうのを防げる。

でも、これはひとりで緑茶を飲むときにはあまり向かない。急須に入るお湯の量分の湯のみを使える場合のみに有効だ。

しかし最近、画期的な方法を聞いてしまった。NYのマクロビレストランの雄「ソウエン」のオーナー、少年なのか仙人なのかわからない不思議なクリーチャーやまさんの義妹さんに教えてもらった方法だ。

お湯を沸かしている傍ら、茶こしなしの急須にお茶っ葉を入れて、そこにまず水を少しだけ入れるのだ。そうすることで、茶葉が先に水でふやけ、さらに後の注いだ熱湯が水のせいで若干冷めるのでちょうど良いらしい。茶葉の破片は、湯のみに注ぐときに茶こしで漉せばいい。

こうして入れた緑茶は、まろやかな香りがあり、全く苦くないのである。

今日のニューヨークは吹雪なので、外出の予定がキャンセルになった。夜の予定もキャンセルにして、暖房があるありがた〜いお部屋で、ゆっくり緑茶を楽しみつつパソコンに向かうのだった。

ホームシックに塩麹

DSCN1110塩麹。

ニューヨークでも人気です。

わたしの塩麹も、初めてつくった去年の冬から菌たちを引き継ぎ、もう4代目です。

魚や豆腐を漬けるもよし。スープ、炒め物、卵焼き、納豆に入れてよし。さらに手を抜きたいときに、ご飯(またはソバ)に塩麹とネギとノリと七味とごまを混ぜるだけ…というのでも、こやつはやりよるのですよ。

あ。麹も米なので、米で米を食べていることになりますね。

塩麹の元となる乾燥麹は、サンライズマートなどの日本食スーパーで売っています。材料が麹と塩と水だけなので、塩を天然塩にグレードアップすると味が変わります。

麹と、その1/3くらいの分量の塩を入れ、水をひたひたに被るくらいに入れ、1日1回かき混ぜて(素手じゃなくてOK)、10日くらいで完成。水を吸ってしまったらその都度足して調整します。

代変わりのときには、先代の塩麹をちょっとだけ足してスターターにし、新弟子を導いてもらいます。

海外にいながら、何にでも簡単に日本食の”旨味”をプラスできるのがうれしい。胃袋はホームシックにかかりやすいので。