カテゴリー別アーカイブ: 1. NYローカル便り

マグノリアは知っている

Magnolia

ニューヨークにも春は来ているということを。

冷たい雨が続くニューヨーク。今日は洪水警報が出ています、、、なかなか一筋縄ではいかない。

広告

2つの事件

今週はマンハッタンで悲しい事件が2つありました。

1つは、日本でも報道された通り、火曜日の午後、ロウワーマンハッタンの川沿いの自転車&歩行者専用レーンにトラックが突っ込みました。8人が死亡、11人が負傷したことがこれまでに判明しています。被害者の中には、卒業30周年アニバーサリーを祝うためにニューヨークを訪れサイクリングを楽しんでいた、アルゼンチンからの男性グループもいたそうです。

もう1つは、水曜日の朝、通勤時刻の真っ最中に、イーストビレッジで起きた銃発砲事件。以前交際のあった男性から撃たれた女性が亡くなり、直後にその男性も自殺を図ったようです。女性は通勤に使ったシティバイク(※)をアスタープレイスのステーションに駐輪しているところだったそうです。

※市内の路上に無数にあるステーション間で、セルフサービスで自転車を乗り降りできる自転車シェアのプログラム。

citybikeafterthe shooting

事件のあったステーションの、撃たれる直前に被害者の女性が駐輪したと思われるバイクの隣には、たくさんのお花が添えられていました。シティバイクは誰でも自由に借りられますが、きっと一昨日から誰もこのバイクには乗っていないのでしょう、、、

被害者、関係者の方々は辛い時間を過ごされていることと思います。

9/11の夜空と、小さな命

空に伸びる2筋の光。

9/11から昨日で16年です。毎年、この日、この時期は「Tribute in Light」と名付けられた2筋の青い光が天に向かってまっすぐに伸び、平和の意義を問いかけます。

TributeinLightwikiWikipediaより

この青い光、午後11時頃に一時的に消えて、「あれ?」と思った方はいらっしゃいますか?

あれは、光の中から抜け出せなくなってしまった鳥たちを逃がすための消灯だそうです。

人工の強い光は、渡り鳥たちの方向感覚を狂わすことがわかっています。

7000ワットの光が約6.4キロも伸びる Tribute in Light も例外ではなく、光の中から抜け出すことができないまま力尽きて死んでしまう鳥が相次ぎました。状況を重く見た野鳥保護団体「NYC Audubon」が、Tribute in Light を運営している「the National September 11 Memorial and Museum」に働きかけ、たくさんの鳥たちがぐるぐると光の中を飛んでいる時、または力尽きて落下する鳥が出てきた時には、青い光を一時的に消灯するという処置がとられるようになりました。

今年も、NYC Audubon のボランティアさんが交代で一晩中、鳥たちの安全を見守ってくれていたようです。

たくさんの命が一瞬にして奪われた9/11。未だに後遺症やPTSDに苦しむ人が後を絶たない9/11 。

メモリアルとはいえ、小さな命にも配慮してくれて感謝です。

injuredpigeonおまけ
→最近の負傷バト。

うちでは療養させず、すぐにエキスパートHの世話になるべく搬送したので、名前は「Maho(運んできた人の名前)」。