カテゴリー別アーカイブ: 1. NYローカル便り

皆既日食

EclipseNYer

38年ぶり。西海岸から東海岸まで横断する全国的な日食は1918年以来、約1世紀ぶり。

大勢の観光客が日食がよく見える地域へと移動し、専用メガネの売り切れが相次ぐなど、全米が盛り上がっていたよう。ニューヨーカーも仕事を抜け出して皆既日食見物です。

みんなが一斉に空を見上げている様子はなんだか微笑ましい。

数ヶ月前にオンラインで注文した専用メガネは、中国からの輸送が遅れて結局間に合わず、、、それでもとりあえず外に出たら、一緒に見物していた親切なニューヨーカーが貸してくれました。メガネをかけずにちょっと上を見上げるそぶりをすると、「見ちゃダメ!」「ノー!」と周りの方々5人くらいに注意されてしまった(目を痛めるそうです。だから要メガネ)。不思議な一体感。

一瞬だけ雲に隠れたので、肉眼でも見えました。

昼間に月の存在を感じられる、唯一の日。

 

EclipseFlag.jpg

Snow Storm

snowday2917雪化粧のニューヨーク。2/9/17 8am

スノーストームが上陸中のニューヨーク。14インチ(約35cm)積もるかもという警告が出ています。

午前7時、バケツをひっくり返した上に振り回して撒いたかのような横殴りの吹雪。上下前後左右からこれでもかというくらい窓に叩きつけてきます。これが映画のセットだったら、アートさん雑だぞやり直し、というレベルの激しさ。

公立学校の授業はすべてキャンセル、シティバイクも閉鎖だし、地下鉄やバスは遅延、飛行機の便にも欠航や遅れが出ている模様。

東京でも雪が降ったようですね。Stay warm and dry!

台湾、日本、ニューヨークが一致団結!熊本地震募金活動@台湾文化紹介祭

漢字を多めにしてみました。だって今日の話題は台湾!

5月22日、ニューヨークでもっとも熱い広場のひとつ、ユニオンスクエアで、台湾の文化を紹介するお祭りが開催されました。

米国議会が1999年に台湾系移民のアメリカへの貢献を讃えるために制定した「台湾系アメリカ人週間」に合わせて2002年から毎年開催されている「Passport to Taiwan(パスポート・トゥー・タイワン)」というこちらのお祭りは、台湾文化関連イベントとしては全米で最大級。台湾の舞踊や先住民のコンサートなどの伝統芸能のパフォーマンスあり、台湾の民芸品の展示販売あり、さらに台湾の屋台料理コーナー(台湾式かき氷、牡蠣のオムレツ、台湾ちまきにソーセージ、バブルティー)あり、と盛りだくさんの内容に、今年は50,000人の来場者が詰めかけたそうです。

ただ、今年は例年と違う点がひとつありました。お祭りの敷地の一角に、地震の被害が大きかった熊本の復興を支援するための特設ブースが設けられたのです。

2011年に起こった東日本大震災の際に、台湾から200億円という巨額の寄付があったことは日本でも報道されたかと思います。歴史上密接な関係があるだけでなく、台湾も日本と同様に地震が頻繁に起こる国(2月にも台湾南部で大きな地震がありました)。今回のこちらのブースも、地震の状況を心配する大ニューヨーク台湾同郷会(TAANY)の皆さまが提供してくださったことにより実現しました。

海外に在住していると、日本で何かあった時にすぐに駆けつけることができないため、こうした災害などが起こる度に本当にいつも心苦しく思っています。そんなわたしたちの気持ちを行動に移せる場を設けてくれた台湾の皆様の温かい心遣いには、本当に感謝してもしきれません。

それも年に一度の自分たちが主役の大イベントの中に。。。!!!

同会の皆さまに加え、数え切れないほど多くの方々のご協力により、わたしたちのブースは2500米ドル(約27万5000円)を集めることができました。それらの義援金は、全額、熊本県と熊本市に送ります(注1)。

来場者の皆さま、装飾や物資を提供してくださった協賛各社さま(注2)には、この場を借りて心より御礼を申し上げます。貴重な時間とエネルギーを割いてボランティアとして協力してくれたたくさんの仲間たち、また、そのボランティアの中心となって動いてくれた、野崎真さん、宮本万里さん、青木麻里さんのご尽力にも、本当に頭が下がります。

百聞は一見に如かず。わたしの稚拙な文章はこのくらいにして、ボランティアの一人として参加してくれたプロの写真家、堀応樹さんが撮ってくれた写真から、台湾と、日本と、ニューヨークが一致団結した当日の熱気が、読者の皆様にも伝わればと思います。

ちなみに写真には写っていませんが、こちらのお祭りで提供される台湾のお料理、とぉーーーっても美味しそうでした。文章と写真だけでは伝えられないのが残念ですが、もうユニオンスクエア中にこれでもかというくらいに最高に美味しそうな香りが充満していたのですよ。

残念ながら、今回わたしたちボランティア班には、他に目を向ける余裕など全くなく。。。美味しい香りに誘発されたつばで空腹をしのぎ、限界に差しかかった4時頃に真さんが差し入れで持ってきてくれたメロンパンを半分と、終了後に万里っぺの鮭おにぎりを横から一口いただきました。うまー。

パフォーマンスも見たかったし、来年はお客さんとしてしっかり堪能してこようと思いまーす!!!

我們愛台灣!!!!!

All Photo by Masaki Hori

参考)
「Help Kumamoto in NY at Passport to Taiwan 5/22 」公式FBページ

Message for Kumamoto」 FB ページ
(ニューヨーカーから熊本へのメッセージが順次更新されます。)

注1)

私たちが集めた義援金の送り先は以下です。まだまだ受け付けているそうです!

①Kumamoto Prefecture Office /熊本県義援金(6月末まで)
https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_15456.html

②Kumamoto Castles Relief Fund/ 熊本城復旧支援金http://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=12552#danraku4

なお、今回の活動にかかった経費は、ボランティアが負担するつもりだという事を知った熊本発の株式会社銀杏さまからの寄付で大部分を、残りはボランティアの自費でまかないました。

注2)

ポスターを提供してくださった熊本市役所さまと熊本県庁さま、主旨にご賛同いただき商品を協賛してくださった伊藤園さま、江崎グリコ株式会社さま、東洋ライス株式会社さま、セントラル貿易さまには、この場を借りて心より御礼を申し上げます。ひと目で注目を集められるブースの装飾、アメリカで愛され親しまれている素晴らしい商品のお力がなければ、ここまでの成果を出せなかったことでしょう!

(この投稿は、6月5日のHuffington Post Japanに一部改訂して転載されました。)

グリーン・マーケット(Greenmarket)

暖かくなり、ユニオンスクエアのグリーンマーケットも賑わいを見せています。冬には芋と根菜が中心で全体的にセピアがかっている色彩も、4月になってからは葉野菜やお花が占める割合が徐々に増え出し、気温の上昇とともにカラフルになっていきます。

NY市内最大規模の青空市ということで、野菜、果物、肉、卵、はちみつ、チーズ、パン、、、と美味しいものはなんでもござれですが、今日は、こちらに出店している植物屋さんに注目。ユニオンスクエア北の17ストリート沿いに2、3軒の植物屋さんが一列に並び、春〜初夏にかけてはガーデニングに最適なシーズンということで、野菜の苗、ハーブ、庭木、室内用の観葉植物と、青々とした植物たちが勢ぞろいしています。

さすが、ニューヨーカーの味方グリーンマーケット。見栄えが良くて、丈夫で、しかも安いのですよこちらの植物は。

私はここで、ハンギングプランター用のIvy(ツタの一種)、窓辺に置く用のSucculent(多肉多重の植物、アロエとか)とCactus(サボテン)を幾つか選びました。食べられないけど、模様替え大作戦を実践中の身としては、もっぱら団子より花です。

思えば、大きな模様替えの転機は過去2度ほどありました。

1度目は、コリアンのおかみさんが経営するニュージャージーのゲストハウス暮らし半年を経て、友達とふたりでマンハッタンのアパートに引っ越したとき。2度目は、永住権(グリーンカード)を取ったときです。

1度目のときは、自分の持ち物がほとんどなかったので必然的に。しかし2度目のときは、「私はこの国で生きていくんだ」という思いが、強いモチベーションになったのを覚えています。「ああ、ついにこの国で自由に挑戦できる切符を手に入れたんだ」としみじみと余韻に浸っていると、むくむくと模様替えの衝動が湧いてきたのです。

それまでは、拾ったもの、もらったものが、部屋のほとんどを占めていて、デザインや機能性にはてんで無頓着でした。当時は無駄な出費を極限まで減らしていたことに加えて、「いつか日本に帰らなきゃいけなくなるかもしれない」、という漠然とした不安が、いつ住めなくなるかもわからない部屋に労力は使ってられない、という無関心につながっていたのだと今になって思います。

「Belong」

「to 」をつけて、「Belong to 〜」、〜に属する、〜に居場所がある、という意味によく使われる英単語ですが、わたしは当時、ニューヨークにbelongしたくてしょうがなかったように思います。演技のために外国からやってきたものの、華麗に失敗したり、痛烈な批判を浴びたり、自分の力の限界を見せつけられたり、体調を壊したり、貧乏したり、、、こういうことが続くと、もうニューヨークという街自体から拒絶されているような気になってきます。そんな時、どこからともなく聞こえてくる妖精さんの声:

「それでもなぜニューヨークにいるの?」

(さらに、心身の安息を求めて日本に一時帰国したくても航空券が高くて無理、というダブルパンチ)。

地域のボランティア活動に積極的に参加するようになったことも、ニコリーノをアダプトしたことも、その声を跳ね返し、ニューヨークを自分の街だと思えるよう、そのための何かをしたかった、ということが少なからず理由になっていたのかな。

たかが模様替え。されど模様替え。

模様替えは、「わたしの」だと感じられる居場所を作り、これからもこの地で頑張っていくぞというコミットメントを再確認する大切な儀式なのだなぁ、なんていうことを、初夏の日差しを浴びて生き生きと輝く植物たちを眺めながら考えていました。

Grow

植物たちに負けないように、わたしも成長しないと。
(可愛すぎるプランターを有難うりえちゃん:))

The Cloisters Museum (クロイスタ−ズ美術館)

夏!といえばビーチ!水着も日焼け止めもパラソルも買ったし、準備万端!!!!

というわけで、週末はロングビーチに行く予定だったのですが、今日のニューヨークのビーチではわたしたちが大騒ぎする代わりに、サンダーストームが荒れ狂っています。

☆☆☆

現実逃避しましょう。天気のよい日に訪れたい大好きな美術館をご紹介します。

The Cloisters Museum & Gardens(クロイスタ−ズ美術館)
99 Margaret Corbin Drive, Fort Tryon Park
New York, NY 10040
212-923-3700
The_Cloisters_from_Garden
TheCLoistersMHMap

Fort Tryon Park (フォート・トライオン・パーク)という丘の上の公園の中にでーんと威厳を放ちまくりながらそびえたっているくたびれたお城のような建物がそれです。

マンハッタンの中心部を離れ、ハーレムよりもまだ北のワシントンハイツという地域にあります(写真)。

最寄り駅はAトレインの190th st 。タイムズスクエアから40分くらいです。バスでも行けるそうです。

駅からは徒歩でOK。公園の植物は色とりどりで、丘の上なので見晴らしも最高です。鳥さんがたくさんいるのでバードウォッチングもいいかも。楽しみながら歩けば、あっという間に着きます。

FTPark

この日は小さなお友達ができました。FTParkBoyこの男の子が「見て見て!」と言うのでそちらへ行ってみると、たくさんの木いちごが!

FTPBerriesFTPBerryPicking男の子のお母さんも木いちごの茂みの中にいて、3人で一緒にしばしのいちご狩りをしました。お母さんは、木いちごのトゲをものともしない長袖長ズボンの出で立ち+ジップロック持参で、かなりの玄人でした。

FTPBerries2甘酸っぱくて美味しかったです。 鳥さんたちには嫌われたかな。おやつを横取りしたからね。

☆☆☆

さて、クロイスタ−ズ美術館です。

実はこちら、MET(メトロポリタン美術館)の分館です。METは作品の数が多すぎてとても1日では鑑賞しきれませんが、クロイスタ−ズは全てのお部屋をしっかり楽しむことができます。同じ日ならば同じチケットでどちらの美術館にも入場することができるので、MET と The Cloisters のダブル鑑賞という野望も実現可能。

見所は、中世ヨーロッパ式庭園です。メイン階にどーんとひとつ、下の階にテイスト違いでふたつあります。時間を止めて何時間でもいたくなる不思議な空間。大きく深呼吸をすれば、あぁ身も心もルネッサンス。

TheCLoister1TheCloister2メイン階の庭園。ピンクの大理石が美しい。中世と近代の植物、どちらも植えてあるそうです。

TheCloister3TheCloister4下の階の庭園。緑色のムックみたいな写真中央の木のプレゼンテーションなどが中世式だそう。

中世ヨーロッパ時代のアートや建築に興味があって、緑に囲まれてゆっくりしたい、なんてときにはとくにおすすめ。フォートトライオンパークで日光浴やピクニックを楽しんだり、ハーレム散策とセットにしてもいいと思います。冬になる前にぜひ!