安藤サクラさん @JAPAN CUTS 2015

Japan Society で今月9日から19日まで開催されていた日本映画の映画祭 Japan Cuts に行ってきました。去年のブログ記事はこちら

JapanCuts2015CUT ABOVE 賞 for Outstanding Performance in Film 授賞式での安藤サクラさん。去年と今年と合わせてジャパンカッツで彼女の作品を3作観ました。

どれも面白かったけれど、今年観た「100円の恋」がとくに印象的でした。アラサーひきこもりダメダメ女がふとした機会にボクシングに目覚めて画期的な自己改革を遂げるお話。女性版ロッキーだよ、と紹介されて観に行きました。

Sakura@JapanCutsトークバックとその後のパーティーでサクラさんのお話をうかがって驚愕したのが、この2時間弱の映画、なんと2週間ですべてのシーンを撮り切ったらしいです。2週間ですよ。す、すすす、すごい。

その短期間の間に、自堕落からアスリートへ、という主人公の身体の変化にリアリティを持たせるために試行錯誤したという彼女のお話もものすごく面白かったです。

筋肉よりも脂肪のほうが落としやすい、というセオリーに従って、3ヶ月のボクシングトレーニングで培った筋肉の上に脂肪をたっぷりつけて撮影に入り、体重MAXのときに自堕落なシーンをまとめて撮影、その後はエクセサイズで脂肪だけを削ぎ落しながら撮影しアスリートとしての成長を演出、という作戦を決行したそうです。

撮影開始4日間は、体重だけでなく、むだ毛もあえて伸ばし放題にし、歯を汚くするために歯医者にも通って、もう思いつく限りすべての手を尽くして見た目を汚くする努力をしたそう(毛と歯は映らなかったですねぇと笑ってらっしゃいました)。そしてその後は最終日の「最終試合シーン」までの12日間で一心不乱に身体を締めていったんですと。

もうね、さくらさんのこのコミットメントは画面からしっかり伝わりました。彼女はこの映画でキネマ旬報ベストテンやブルーリボン賞などの主演女優賞を受賞されています。観終わった後の爽快感ハンパなかった!

JapanCutswithLeo「100円の恋」の他にも今年は5つほど映画を鑑賞しました。

ジャパンカッツにはヒット作品も招待されますが、わたしの楽しみは素晴らしいインディペンデント作品に出会えることです。「売れる」こと以上の使命を持って生まれた映画を楽しむことができ、Q&Aで制作関係者のお話をうかがうことができ、さらにニューヨークの日本映画コミュニティの温かさを感じられる、というまたとない貴重な機会。

毎年夏には欠かせないイベントです。

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