ほどよく冷静を装うことでより大きな怒りをあらわにするアメリカ人たち

またお湯と暖房が止まった…。

どうやら、ON/OFFスイッチがどうこうということではなく、ビル全体の灯油タンクがほぼ空の状態らしい。しかも、これまでの灯油に対しても、未払い分への請求書が立て続けにきているらしい。

それじゃあまた当分このままじゃないか。また、中華鍋で頭を洗わなきゃいけないのか…。

ニューヨークは零下が続く極寒。今回はさすがに警察も来たし(またかよ)、寒さに凍えるテナントたちのメーリングリストは大騒ぎになっている。

しかし、「さむい、さむい」と嘆いても冷えるだけなので、今回は怒り狂うテナントたちのメールから、日常会話に役立つ生の英語表現をピックアップしてみよう。

★ I just wanted to be clear that I’m already past my end with this.

「ただこれだけははっきりしておきたかったんだけど、オレさ、とっくに堪忍袋の緒が切れてるんだよね。」

「just」のところにポイントを置いて、これだけは言わしてもらうよ!と怒りを強調。「wanted」と過去形になっているのも、「今まで我慢してましたけど」的なニュアンスを出して強調するのに効果的。

★ I confess I’m growing disgusted with the whole process.

「ぶっちゃけ、ぜんぶに対して反吐が出そうなんですけど。」

もう完璧に反吐は出きっていると思われるけれど、「growing(〜しつつある)」とすることで、かろうじて分別のある大人の尊厳を保とうとしておる。SVCの英文構造のバリエーションである。

★ With all due respect to our counsel, The idea of entertaining any thought of compromises with(大家のばあさんの名前) and her team is preposterous.

「顧問の先生に敬意を払いつつ言わせてもらうけど、大家のばーさんとその仲間たちに妥協しよっつー考えを支持するなんて、マジありえないから!!」

キレッキレのギャルお風でどうぞ。

「WIth all due respect 〜」は、その後の表現を柔らかくするのに便利な言葉。自分はあなたの頭の中も今の状況もすべてわかった上で発言していますよ、と提示して相手の逃げ道を塞ぐのである。敬意があろうがなかろうが言った者勝ちなので、少しばかり乱用されてる感もある。これを相手が言った直後にはほぼ確実に反対意見や攻撃が来るので心の準備をしよう。「entertain」には、「楽しませる」だけではなく、「(好意的に)受け入れる」という意味がある。

はい、寒いのでもう寝ます。おやすみなさい。

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