お子様にはキケンなダニエル

寒くて作業がはかどらないので、現実逃避をしよう。

先日、Daniel(http://www.danielnyc.com)という老舗フレンチレストランに連れていっていただく機会があった。

ボーイさんの100万ドルの笑顔を受けて入り口をくぐると、コートチェックと、ええ感じの薄暗さが会員制クラブ感たっぷりのラウンジが続き、バスローブを着てウイスキーを片手でくるくるするのが似合いそうなカップルたちがソファーに座って談笑している。金曜の夜なので、ずいぶん混んでいたようだ。

「で、あなたは、どちらのVIPさん?」という仲間意識とも対抗意識ともとれる視線がバババッと体中に突き刺さり、次の瞬間にはすっと通過する。

こういうときこそ、ビシッと背筋を伸ばして歩かねばいかん。

レーガン大統領夫妻もホワイトハウスから飛んでくる常連だったというから、きっと有名人がくることも多いのだろう。そう考えると「なんだ、パンピーかよ」という視線だったのかもしれない。

ダニエルにはドレスコードがある。ウェブでは「Dress Code: Jacket Required」と書いてある。

じゃあジャケットを着ない女性は?ブーツはOK?外用コートはダウンでもいいの?

いろいろ?が出てきて心配だったので、このブログではおなじみの毒舌アートディーラー・さっちゃんに聞いてみた。NY歴の長い彼女によると、ジャケット着用のフォーマルが要求される高級レストランでも女性はかなり服装の許容範囲が広いらしい。

さ「要はきちんと見えればいいのよ。ブーツでも全然おっけーだし、コートはどうせ脱いじゃうから何でもいいわよ!」

結果、ダイアンのカクテルドレスを着て、パテントのパンプスを履きました。

フタを開けてみると、結婚式2次会的ドレスはもちろん、おしゃれピクニック的ワンピでも、オフィス的スーツでも女性は全然浮かない雰囲気であった。従業員たちはとても感じがよく、上下ジャージで行ったら逆にスターだと思われておっけーかもしれないと思わせる包容力があった(多分ダメです)。

料理は大変おいしく、合間に前ぶれなくどんどん出てくる一口料理やフカフカのマドレーヌに感動しつつ、締めに何ヶ月ぶりかのおコーフィーをいただいて夢心地。ZAGATはほぼ満点、ミシュランでも星3つを取るくらいに料理は洗練され尽くしているので、ここで稚拙なボキャブラリーで味を表現しようなどという無駄な努力は省略する。とにかくすごかった!!!

daniel-nycEADIM-Daniel-NYC-07ウェブサイトより

どれくらいすごかったかというと、5日後くらいに来るはずだった女性周期がダニエルの翌日にうっかり来ちゃうくらいだったのだ。

おいおい。どんだけ興奮したよ。もとい、どんだけ食べたよ。

心も体も骨抜きの放心状態にしてくれる三ツ星ディナーは、ホルモンバランスにまで影響を及ぼすらしい。とりあえず妊婦さんは注意です。

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