日別アーカイブ: 11/18/2012

フラッシング飲茶ガイド Superb Dim Sum in Flushing!

わたしは飲茶(英語ではDim Sum)が好きである。そのためならば、7トレインの終点になるクイーンズのフラッシング(Flushing)まではるばる行くこともいとわない。

安くて美味しいだけが、ディムサムの魅力ではない。

色鮮やかな小皿たちに目が満足し、
沸き立つ湯気に鼻が満足し、
無駄に流行の音楽がかかっていたりもしないので耳も満足。

注文に慣れるまでは、おばちゃんたちとの頭脳戦で、頭も使う。

彼女たちは英語をほとんど話さないので、逆にはっきり発音するカタカナ英語の方が通じたりする。シュリンプ!とか、ポーク!とか、単語のピンポイント使いでねらいの皿を手に入れよう。

ディムサム。あぁ、それは人間の持てる感覚をフルに使った異文化体験。

今回は、そんなライブ感あふれる飲茶を体験できるフラッシングのレストランを3店ご紹介したい。

大人気店。オトナの事情で英語の名前は何度も変わってきたが、基本的には同じ店。クオリティは安定している。

休日は2.5ドルだが、平日は一皿1.95ドル。安い。たまに計算を間違えるので、ちゃんと見張っていよう。

上の2店は旧ブログの記事「フラッシングでよだれ飲茶!」により詳しく書いてあります。

新ブログでは、さらにもう1店紹介しましょう!じゃじゃん。

ここは、飲茶の形が美しく、他の2店よりも凝った盛りつけをして出してくれる。美学がある飲茶店だ。

始めは気後れするかもしれないが、熟練のおばちゃんたちが縦横無尽に操るカートが与えてくれる刹那的なスリルを楽しんで。

お稲荷さん型の飲茶の上に乗っている細長いキラキラは、蟹肉とはるさめであった。こじゃれたことを。

ディムサムレストランは、とても居心地がいい。

アットホームな雰囲気につつまれているのは、家族連れの常連客が多いから。お茶ポットを何杯おかわりしても嫌な顔をされないし、どんなに長居をしても追い出されない。3時くらいになると、従業員が丸テーブルを囲んでみんなで一緒にまかないご飯を食べ始めるのも微笑ましい。

ただ、落ち着き過ぎはよくないという例がひとつ。

先日、飲茶を食べ終わってふと気がついた。

バッグがなぁぁぁぁぁいいいいいいぃぃぃーーーーーーーーー!!!!!

ゆるみきっていた緊張の糸がピーン!と引き締まり、流れる血液がピシッと凍りつくような感じを覚えた。今食べたエビシューマイの味がわからなくなるほどに。

すると、、、

「このバッグだーれのだ?」の声とともに、フロア担当のベンがすかさずフロントからバッグを持ってきてくれたのだ。

わたしが食べるのに夢中で、落としても気がつかなかったバッグを保管しておいてくれたらしい。いつ気がつくか様子を見ていたみたいで、思いっきり指を指しながら、しゃくりあげてひーひー言って笑っている。周りで見ていたマネージャーさんや受付のお姉さんもつられて爆笑。

それ以来、再来するたびに「Where is your expensive bag?」とかってなにかとネタにしてくれる(高くないよ)。

とまあ、居心地のよさ具合はこんな感じなのだけど、ディムサムレストランだけではなく、チャイナタウンにいると、慣れ親しんだアジアの雰囲気についついほっとする、という経験はないだろうか。そしてわたしはいつも、世界中どこだろうと、決して妥協せず、たちまち小さな中国を築き上げてしまうチャイナ移民の方々のパワフルさに、羨望と尊敬の思いでいっぱいになる。

ディムサムを詰め込んだお腹をさすりながらチビチビとお茶を飲み、心ゆくまでのべーっとくつろいでいる時間は、わたしのニューヨーク・ライフに欠かせないものになっている。

追記:マンハッタンにも美味しい飲茶あります。ELLE Online のコラムで紹介した一押しのお店はこちらです!

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