ハリケーン SANDYさん、大暴れ

なめてました。ええ、なめきってました。

去年の夏に肩すかしをくらった感があったハリケーン、Irene(アイリーン)さんとどうせ同じようなものだろうと。今回もまた、「ディムサムに行こうかな〜。」なんて、のんきに思っていたんです。

ところがどっこい。

それはそれは巨大に膨らんだSANDY(サンディ)さん、怒り狂ったまま暴れ散らして去っていきましたがな。

わたしは完全に緊張の糸が緩んでいたので、ハリケーンがくるらしいと言うことを知ったのが日曜の午後。その数時間後に地下鉄が止まり、まったく何も用意していないまま、ブルックリンから帰れなくなりました。

わたしの住んでいるダウンタウンは、青い光とともに電気会社の大事な機関が絶賛大爆発したらしく、月曜日から大停電に見舞われています。冷蔵庫の中身、全滅。インターネットも電話も通じません。

洪水が酷かったところ、電気だけじゃなく、ガスと水も止まってしまったところなど、被害状況はいろいろ。

ブルックリンやミッドタウン以北は大丈夫みたいなのですが、わたしはチャージャーを置いてきてしまったので、電話もテキストもできません。メールとfacebookで無事を連絡&確認したので、取り急ぎブログも更新します。

地下鉄の復旧はあと4,5日かかるそう。電気の復旧はどのくらいかかるんだろう。インターネットがないと、困るなぁ。

月曜日は、風邪がゴーゴーうなり、雨がぶぶブァシャーっ!!!と強弱をつけながら吹き付け、とにかくサンディさんのお怒りがすごかったので、家の中に缶詰状態。ときどき「キャー!」とか、「ガラガラガッシャーン!」とか、「パポパポパポパポバババーーーー!!!」とか、ランダムに聞こえてくる感じでした。

でも一番辛かったのは、準備をしなかったために、残り野菜のスープくらいしかつくれなくて、にわかスープダイエットみたいになってしまったことです。ランウェイ前のモデルかっっ!!というくらい、地味ぃにお腹を空かせながら過ごしていました。なんだか痩せたような気がするし。

アイリーンのときは、水を溜めたり、氷を余分につくったり、貴重品をまとめたり、万全すぎるくらい万全だったのに…。今回は、パスポートさえ、頭の隅っこにすらよぎることはなく、両面開きで置きっぱなし。

危機感が足りませんね。ニューヨークは自然災害慣れしていないから、被害が半端ない。直撃してなくてこれですから。

なにせ、地下鉄は大雨なんてまったく想定してない作りになっていますもの。マリリンモンローの映画「7年目の浮気」で有名なスカートふわりシーンでもお馴染みですが、あんな風に排気口が地上のいたるところに空いています。そりゃあ、水もなだれ込むよ…。

そんなことを言う自然災害の国・日本からきた自分ですが、実はどんどん凶暴になっていくサンディさんがけっこう怖くてビビっていたので、「今どこ?」「だいじょうぶ?」「うちにおいでよ」等の温かいメッセージがとてもうれしかったです。

そういえば、この嵐の中、ハトたちはみんなどこに避難したんだろうな。ごまめは大丈夫かな。

とりあえず欲しいのは、おうちに置いてきたメガネです。前が見えないと不便だし、肩が凝ります。

ちょっと落ち着いてから考えると、夜は真っ暗な中にロウソクを灯して本を読む、二宮金治郎的な過ごし方もオツなものだと思えないこともないです。

とりあえず、わたしは大丈夫です。ライフラインと交通が復興して、はやくみんなが普段通りの生活が出来るようになることを祈っています。

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